原付二種免許の費用|安く取る方法と教習所・試験場の違い

原付二種免許の費用の内訳と、教習所と試験場の比べ方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が警察庁・都道府県警察・国土交通省・厚生労働省などの公開情報を調べて独自に執筆しています。受験資格・試験・手数料・教習の内容は法令の改正や都道府県によって変わることがあるため、最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。

125ccのバイクに乗りたいけれど、原付二種免許の費用がどれくらいかかるのか分からず、教習所の料金表を見比べて迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、原付二種免許の費用は「どこで取るか」と「今どの免許を持っているか」で大きく変わります。教習所の料金は教習所ごとに違うので、この記事では金額の相場ではなく、費用の内訳と比べ方を紹介します。

この記事を読むと、料金表のどこを見れば総額をつかめるのか、安く取るにはどうすればいいのかが分かります。

目次

原付二種免許の費用は何に払う?内訳の項目表

先に結論

教習所ルートは「教習所に払うお金」と「試験場での手数料」の2つ、試験場ルートは「試験の手数料」と「取得時講習」と「受け直しの分」が中心です。

『結局いくらかかるの?』と、まず金額が知りたくなりますよね。

ただ、教習所の料金は教習所や時期によって違い、公的な相場もありません。そこで、何にお金を払うのかを先に押さえておきましょう。

費用の項目教習所で取る試験場で直接受ける
入校の手続き・教材かかるかからない
技能教習時限の分かかるかからない
学科教習時限の分かかるかからない
卒業検定かかるかからない
時限を超えた分の補習・再検定延びた分かかるかからない
試験場の受験料・試験車使用料技能試験が免除なので少ないかかる(落ちるたびに再び)
免許証の交付料かかるかかる
取得時講習受けなくてよいかかる
練習の場所教習所のコース自分で用意する
原付二種免許を教習所で取る場合と試験場で直接受ける場合の、費用の項目を2列で比べた図解

試験場の手数料の額は、都道府県の警察が決めています。東京都なら警視庁の「手数料一覧」に普通自動二輪の欄があるので、住んでいる都道府県の警察の案内で確かめてみてください。

小型二種免許の費用は「普通二輪」の欄を見る

小型二種免許(小型限定普通二輪免許)は、普通二輪免許の一種です。試験場の手数料表では、「原付」ではなく「普通自動二輪」の欄が当てはまります。

『原付の欄を見て安いと思っていた』という勘違いはよくあるので、気をつけておきましょう。

教習所を卒業した後に試験場で払うもの

教習所ルートでも、最後は試験場(運転免許センター)で手続きをします。卒業証明書があれば技能試験は免除されるので、払うのは手続きと交付にかかる手数料が中心です。

さらに、普通免許などを持っている人は学科試験も免除の対象です(道路交通法施行令第34条の5)。原付免許だけの人は学科試験を受けることになるので、試験場に行く回数も変わってきます。

『教習所に払えば全部終わり』と思っていると、ここで少し慌てることも。卒業後の手数料も、総額の中に入れておきましょう。

費用が人によって違う理由は「時限の数」

時限が少ないほど、教習所の費用は下がりやすい

教習所の技能教習は時限ごとに料金が積み上がる形が多く、持っている免許とAT・MTで時限数が変わります。

『友達は安く取れたのに、自分の見積もりは高い』という声もよく聞きます。

実は、原付二種免許は、持っている免許によって教習の時限が法令で変わるんです。普通免許を持っている人の時限は、施行規則の別表第四でこう決められています。

区分技能教習学科教習
AT小型限定(普通免許あり)8時限1時限
MT小型限定(普通免許あり)10時限1時限
原付免許だけ・免許なし上の時限より多い一通り受ける

普通免許などがあると時限が短くなるので、そのぶん教習所の費用も抑えやすくなります。原付免許だけの人は、普通免許ありの区分には入りません。

普通免許を持っている人の進め方は、普通免許ありで原付二種を取るにはでくわしく紹介しています。

ATとMTの差は2時限

普通免許ありの場合、AT小型限定とMTの差は2時限です。時限が少ないAT小型限定のほうが、教習所の費用は下がりやすくなります。

ただ、あとからギア付きに乗りたくなって取り直すと、そのほうが高くつくことも。乗りたいバイクの形で選ぶのが、結果的に一番むだがありません。

限定なしの普通二輪とも比べてみる

普通免許ありの人が限定なしの普通二輪免許(MT)を取る場合、技能教習は17時限です(別表第四)。小型限定のMTは10時限なので、7時限の差があります。

乗りたいバイクが125cc以下なら、小型限定のほうが時限も費用も抑えられます。

反対に、数年のうちに大きいバイクへ乗り換える予定があるなら、最初から限定なしで取ったほうが、教習所に2回通うより手間が少なく済むこともあります。今の予定と数年後の予定を、両方並べて考えてみてください。

原付二種免許を安く取るには?総額で比べるコツ

「基本料金」ではなく「卒業までの総額」で比べる

原付二種免許を安く取りたいなら、料金表の一番大きい数字だけでなく、何が含まれていて、何が別にかかるのかを見比べます。

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

原付二種免許の費用が安い教習所を探す時、最初に目に入る金額だけで決めてしまいがちですよね。ところが、補習や再検定が別料金だと、延びた分だけ総額が上がります。

料金表で確かめること
  • 自分の持っている免許とAT・MTの区分の欄を見ているか
  • 入校の手続き料や教材の費用が含まれているか
  • 卒業検定の料金が含まれているか
  • 時限を超えた時の補習や再検定の料金
  • 料金表に期間の区切りがないか

例えば、2つの教習所で迷ったら、こう聞いてみてください。

「普通免許ありでAT小型限定です。卒業までに追加でかかるものは何がありますか?」

この聞き方なら、料金表に載っていない項目まで確かめやすくなります。

よくある失敗

家から遠い教習所を、料金表の金額だけで選んでしまうケースです。通う回数が少ない免許とはいえ、交通費と移動の時間がかさむと、思ったほど安くならないこともあります。

補習を増やさない通い方

教習所の費用が予定より増える一番の理由は、時限を超えた分の補習や再検定です。ここは料金表ではなく、通い方で抑えられる部分なんです。

『仕事が忙しくて、次の教習まで2週間空いてしまった』という場面を想像してみてください。前回の感覚を思い出すところから始まるので、同じ課題でつまずきやすくなります。

補習を減らすための進め方
  1. 入校前に、通える曜日と時間帯を決めておく
  2. 基本の教習は、なるべく間を空けずに続けて受ける
  3. 教習の後に、指導員から言われたことをメモしておく
  4. 苦手な課題は、次の教習の最初に意識して走る
  5. 卒業検定の日は、休みの予定と合わせて早めに押さえる

教習所と試験場、費用と手間の比べ方

試験場は「一回で受かれば」安く済みやすい

試験場ルートは教習所に払うお金がかからない代わりに、落ちるたびに受験料と試験車使用料がかかり、平日に何度も足を運ぶことになります。

『試験場で一発で取れば一番安いのでは?』と考える方もいますよね。

確かに、教習所の費用がかからないぶん、少ない回数で受かれば安く済みやすいルートです。ただ、何回で受かるかは、二輪の運転にどれだけ慣れているかで大きく変わります。

比べる点教習所で取る試験場で直接受ける
費用の読みやすさ料金表で総額をつかみやすい受かるまでの回数で変わる
練習教習所のコースで教わる自分で場所を探して練習する
通う日教習所の予約に合わせる試験場の受験日に合わせる
合格後試験場で手続きして交付取得時講習を受けて交付
向いている人二輪にあまり乗ったことがない人バイクに乗り慣れている人
教習所ルートと試験場ルートで、費用・練習・通う日・合格後の流れがどう違うかを並べた判定の図解

試験場ルートの総額は「回数」で決まる

試験場ルートの総額は、次の足し算で考えると分かりやすくなります。

費用の項目かかる回数
受験料と試験車使用料技能試験を受けた回数だけ
免許証の交付料合格した時に1回
取得時講習合格した後に1回
練習にかかる費用練習した分だけ
平日に試験場へ行く交通費足を運んだ回数だけ

ポイントは、受験料と試験車使用料が「落ちるたびに」かかることです。仕事を休んで行く場合は、その日数も費用と同じように考えておきましょう。

二輪にほとんど乗ったことがない人が試験場で受けると、受け直しが続いて、結果的に教習所より高くつくこともあります。教習でつまずきやすい所は、原付二種免許は難しい?で紹介しています。

よくある相談

多いのは「本当に元が取れる?」という迷い

原付二種免許の費用の相談は、金額そのものより「取る意味があるか」「ほかの免許とどちらが得か」に集まっています。

原付免許のままと、原付二種を取って125ccに乗るのはどちらが安い?

免許の費用だけで見れば、今の原付免許のままのほうがかかりません。令和7年4月1日からは、125cc以下で最高出力4.0キロワット以下の新基準原付も原付免許で運転できます(警察庁の案内)。

ただ、乗りたいバイクが新基準原付に当たらない125ccなら、原付二種免許が必要です。まず乗りたいバイクがどちらに当たるかを、販売店やメーカーの案内で確かめてみてください。

小型二輪の免許があると、車の免許を取る時に安くなる?

試験については、普通自動車免許を受ける時の学科試験が免除の対象になります。原付免許と小型特殊免許を除く別の第一種免許を持っている人は、学科試験が免除されます(道路交通法施行令第34条の5)。

教習所の学科教習の時限や料金がどう変わるかは、教習所によって案内が違うので、入校前に聞いてみてください。

小型二種と普通二輪(中型)で迷っている

普通免許ありなら、技能教習は小型限定のMTが10時限、限定なしの普通二輪が17時限です。時限の差がそのまま費用の差に表れやすくなります。

将来もっと大きいバイクに乗る予定があるかどうかで決めてみてください。原付二種免許そのものについては、原付二種免許とはで紹介しています。

原付二種のAT限定は、時期によって料金が変わる?

料金表を時期で分けている教習所もあれば、通年で同じ料金の教習所もあります。どちらかは教習所ごとに違います。

料金表に「○月から○月」のような期間の区切りがあるかを見て、分からなければ「いつ入校すると、この料金になりますか?」と聞いてみてください。

運転の仕事にも興味が出てきた人へ

お客さんを乗せる運転の仕事に必要なのは、バイクではなく車の普通二種免許です。会社によっては、入社後に二種免許の取得を支援する制度を設けているところもあります。

ひとりで求人を探すか、ドライバー向けの相談先を使うかは、今の状況に合わせて考えてみてください。

二種免許ドットコム

二種免許を活かした転職を考えている方へ

タクシーやバスの会社には、入社後に二種免許の取得費用を負担する制度を設けているところもあります。会社ごとに条件が違うので、ひとりで求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー向けの転職支援サービスで相談できることをまとめました。

無料ドライバー転職サービスの選び方を見る

受験資格・試験・手数料は法令や都道府県で変わることがあります。最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。

よくある質問

原付二種免許の費用の相場はいくらですか?

教習所の料金は教習所や時期によって違い、公的な相場はありません。持っている免許とAT・MTの区分の欄で、卒業までの総額を料金表で確かめてください。

原付二種免許を安く取る方法はありますか?

時限が少ない区分(普通免許あり・AT小型限定)だと費用を抑えやすくなります。料金表は、補習や再検定が別料金かどうかまで見比べるのがコツです。

試験場で取ると安いですか?

少ない回数で受かれば安く済みやすいですが、落ちるたびに受験料と試験車使用料がかかり、合格後には取得時講習もあります。二輪に慣れていない人は教習所のほうが総額を読みやすいです。

小型二種免許の費用は、原付免許だけの人だと変わりますか?

変わります。原付免許だけの人は、普通免許ありの短い時限の区分に入らず、教習の時限が多くなります。そのぶん教習所の費用も上がりやすくなります。

試験場の手数料はどこで確かめられますか?

住んでいる都道府県の警察の案内で確かめられます。東京都なら警視庁の手数料一覧の「普通自動二輪」の欄です。

まとめ

この記事の要点
  • 原付二種免許の費用は、取るルートと持っている免許で変わる
  • 教習所の料金に公的な相場は無く、料金表で卒業までの総額を確かめる
  • 普通免許ありだと技能教習はAT8時限・MT10時限で、費用を抑えやすい
  • 安く取るコツは、補習・再検定・教材などの別料金まで見比べること
  • 試験場ルートは受け直しと取得時講習も計算に入れる
二種免許ドットコム

二種免許ドットコム 編集部

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