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車の普通免許は持っているけれど、125ccのスクーターにも乗りたくなって、原付二種免許を調べ始めた方も多いはずです。
結論から言うと、原付二種免許は普通免許ありだと教習がぐっと短くなります。技能教習はAT小型限定で8時限、MTで10時限、学科教習は1時限です。
この記事を読むと、普通免許を持っている人の教習の中身と、AT・MTの選び方、計算上の最短日数が分かります。
原付二種免許は普通免許ありだと何が変わる?
普通免許を持っている人は、施行規則の別表第四で教習時限が短く決められています。さらに、試験場の学科試験も免除の対象です。
『車の免許があると、どこまで楽になるの?』と気になりますよね。
まず、原付二種免許の正式な名前は「小型限定普通二輪免許」です。お客さんを乗せる第二種免許とは別の免許で、くわしい違いは原付二種免許とはで紹介しています。
普通免許を持っている人の教習時限を、法令の数字で表にしました。
| 区分 | 技能教習(基本+応用) | 学科教習 |
|---|---|---|
| MTの小型限定普通二輪 | 5時限+5時限=10時限 | 1時限 |
| AT小型限定普通二輪 | 3時限+5時限=8時限 | 1時限 |
1時限は50分です(別表第四の備考)。
この短い時限が当てはまるのは、大型・中型・準中型・普通免許や、大型二種・中型二種・普通二種などを持っている人です。原付免許だけの人は、この区分には入りません。

学科試験も免除の対象
教習所の時限だけでなく、試験場での学科試験も変わります。
道路交通法施行令第34条の5に、学科試験の免除の決まりがあります。受けようとする免許と別の種類の第一種免許(原付免許と小型特殊免許を除く)を持っている人は、学科試験が免除されます。
普通免許はここに当たるので、原付二種免許の学科試験を受け直す必要はありません。『また学科の勉強からやり直し?』という心配は、ほぼいらないんです。
試験は免除でも、教習所の学科教習は1時限あります。技能の基本の教習を終えてから受ける決まり(施行規則第33条)なので、予約の順番は教習所の案内に合わせておきましょう。
AT・MTどちらで取る?判定チェック
スクーターに乗るだけならAT小型限定、ギア付きのバイクに乗る可能性があるならMTです。時限の差は2時限です。
『ATのほうが楽そうだけど、あとで後悔しない?』と迷う方も多いですよね。
決め手は、教習の楽さよりも、取った後に乗るバイクです。当てはまるものを数えてみてください。
- ギア付きの125ccバイクに少しでも興味がある
- 将来、もっと大きいバイクの免許も考えている
- 車をMTで運転していて、クラッチ操作に抵抗がない
- 家族や職場のバイクがギア付きかもしれない
1つでも当てはまるなら、MTも候補に入れておくと安心です。
逆に、通勤や買い物で125ccのスクーターに乗るだけと決まっているなら、AT小型限定で困る場面はあまりありません。
例えば、駅までの通勤にスクーターを使いたい場合を考えてみましょう。乗る予定のバイクがもう決まっていて、それがスクーターなら、AT小型限定で十分です。
一方で「とりあえず125ccに乗れるようにしておきたい」という段階なら、乗るバイクの形がまだ決まっていませんよね。その場合は、2時限の差でギア付きまで選べるMTのほうが、あとで取り直す手間がありません。
| 比べる点 | AT小型限定 | MT(小型限定) |
|---|---|---|
| 普通免許ありの技能教習 | 8時限 | 10時限 |
| 乗れるバイク | クラッチ操作の無い125cc以下 | 125cc以下(ギア付きも可) |
| 1日に受けられる教習の上限 | 4時限(基本は3時限まで) | 3時限(基本は2時限まで) |
| 向いている人 | スクーター派 | ギア付きにも乗りたい人 |
限定なしの普通二輪とは何が違う?
原付二種免許は、普通二輪免許に「小型限定」が付いたものです。限定なしの普通二輪免許なら、125ccを超えるバイクも運転できます。
『どうせなら限定なしで取ったほうがいい?』と迷う方もいますよね。限定なしは教習の時限が増えるので、乗りたいバイクが125cc以下で決まっているなら、小型限定で十分です。
車のAT限定免許でも大丈夫?
大丈夫です。別表第四では、AT限定の普通免許でも同じ「普通免許を持っている人」の区分で時限が決められています。
車がAT限定でも、バイクはMTで取ることもできます。ただ、クラッチを手で、ギアを足で操作する感覚は車と違うので、教習で慣れていく形になります。
原付二種免許は2日で取れる?最短日数の計算
法令で決まっている1日の教習の上限から計算すると、技能教習だけならAT小型限定は2日、MTは4日で終わる組み方になります。卒業検定や予約の空きで、実際の日数はこれより延びることがあります。
『最短2日って聞いたけど本当?』という疑問はよく見かけます。
教習所の1日の教習時間には、施行規則第33条で上限があります。AT小型限定の教習を受ける普通免許ありの人は1日4時限まで(基本は3時限まで)、それ以外の第一種免許の教習は1日3時限まで(基本は2時限まで)です。
この上限に当てはめると、次のように組めます。
| 日 | AT小型限定(8時限) | MT(10時限) |
|---|---|---|
| 1日目 | 基本3時限+応用1時限 | 基本2時限 |
| 2日目 | 応用4時限 | 基本2時限 |
| 3日目 | 卒業検定など | 基本1時限+応用2時限 |
| 4日目 | 応用3時限 | |
| 5日目 | 卒業検定など |

ここで気をつけたいのは、この表は「上限いっぱいに予約が取れた場合」の計算だという点です。
1日に3時限以上受ける時は、連続して3時限受けないように間を空ける決まりもあります。AT小型限定で1日に4時限受ける時は、途中に1時限分以上の休みを入れることになっています。
「2日で取れる」と聞いて、有給を2日だけ取って申し込むケースです。予約の空き、卒業検定の日、学科教習の時間で日数は延びます。休みは少し余裕を持たせておきましょう。
日数を延ばさないための組み方
『できるだけ早く終わらせたい』という場合は、入校の時に日程の組み方を相談してみてください。
「AT小型限定で、1日に何時限まで予約できますか?」と聞けば、教習所側の組み方が分かります。
- 教習所に、小型限定またはAT小型限定のコースがあるか確かめる
- 1日に予約できる時限数と、卒業検定の日程を聞く
- 連続して休みが取れる日に入校日を合わせる
- 基本の教習の後に学科教習1時限を入れる
- 卒業後、試験場で適性試験と交付の手続きをする
仕事帰りに通う場合の日数の目安
平日は仕事があって、1日に1〜2時限しか受けられないという方も多いですよね。
その場合も、時限数から割り算で考えられます。技能教習を1日2時限ずつ受けるなら、AT小型限定は4日、MTは5日で技能教習が終わる計算です。
| 1日に受ける時限 | AT小型限定(8時限) | MT(10時限) |
|---|---|---|
| 1時限ずつ | 8日 | 10日 |
| 2時限ずつ | 4日 | 5日 |
| 上限いっぱい | 2日 | 4日 |
ここに学科教習1時限と卒業検定の日が加わります。週に何日通えるかを先に決めておくと、いつ頃取れそうかが見えてきますよ。
試験場で直接受けるのはあり?
普通免許ありなら学科試験は免除なので、試験場では適性試験と技能試験が中心になります。バイクの運転に慣れていない人は、教習所のほうが安心です。
『普通免許もあるし、いきなり試験場で受けたほうが早いのでは?』と考える方もいますよね。
普通二輪免許の技能試験は、施行規則第24条で、幹線コースや周回コースの走行、交差点、横断歩道と踏切、曲線・屈折・坂道のコース、直線狭路コースなどを走る内容です。合格基準は70パーセント以上です。
バイクを思いどおりに扱えることが前提なので、二輪に乗った経験が少ない人は、教習所で教わりながら進めるほうが結果的に早いこともあります。
| あなたの状況 | 向いているルート |
|---|---|
| 普通免許あり・二輪にほとんど乗ったことがない | 教習所 |
| 普通免許あり・原付やバイクに乗り慣れている | 教習所か試験場(練習場所があるか次第) |
| 日程を自分で決めたい・教習所が遠い | 試験場も検討(不合格時の受け直しも計算に入れる) |
『練習はどこでするの?』という点も見落としがちです。試験場ルートでは、コースの課題を練習する場所を自分で探すことになります。
直接受けて合格した場合は、取得時講習を受けてから免許証が交付される流れです。手数料や講習の中身は都道府県で違うことがあるので、住んでいる地域の警察の案内で確かめてみてください。
よくある相談
普通免許を持っている人の相談は、試験場で直接取れるかどうかと、免許の名前の確認に集まっています。
普通免許あり・二輪経験なしで、AT限定を一発試験で取れる?
制度の上では受けられます。普通免許ありなら学科試験は免除なので、適性試験と技能試験に進む形です。
ただ、二輪にほとんど乗ったことがないと、直線狭路コースのような低速でバランスを取る課題で苦労しやすいです。練習の場所が無いなら、教習所の8時限を受けたほうが近道になることもあります。
原付二種の免許って「普通自動二輪(AT)」で合ってる?
少しだけ違います。原付二種免許は「AT小型限定普通二輪免許」または「小型限定普通二輪免許」です。
「AT普通二輪免許」は、小型限定の付かないAT限定の普通二輪免許で、別の区分になります。申し込む時は「小型限定」の言葉が入っているかを確かめておきましょう。
教習所で「原二だけ取るのは無い」と言われた
小型限定のコースを置いていない教習所もあります。その場合は、別の教習所を探すか、限定なしの普通二輪で取るかを考えることになります。
費用の比べ方は原付二種免許の費用、教習でつまずきやすい所は原付二種免許は難しい?で紹介しています。
車の二種免許も気になってきた人へ
運転の仕事でお客さんを乗せたいなら、必要なのは車の普通二種免許です。バイクの免許とは別の道になります。
ひとりで求人を探すか、ドライバー向けの相談先を使うかは、今の状況に合わせて考えてみてください。
二種免許ドットコム
二種免許を活かした転職を考えている方へ
タクシーやバスの会社には、入社後に二種免許の取得費用を負担する制度を設けているところもあります。会社ごとに条件が違うので、ひとりで求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー向けの転職支援サービスで相談できることをまとめました。
無料ドライバー転職サービスの選び方を見る受験資格・試験・手数料は法令や都道府県で変わることがあります。最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。
よくある質問
原付二種免許は普通免許ありだと何時限で取れますか?
技能教習はAT小型限定が8時限、MTが10時限、学科教習は1時限です(施行規則 別表第四)。
普通免許があれば学科試験は免除ですか?
免除の対象です。原付免許と小型特殊免許を除く別の種類の第一種免許を持っている人は、学科試験が免除されます(道路交通法施行令第34条の5)。
原付二種免許は2日で取れますか?
AT小型限定なら、1日の教習の上限から計算すると技能教習は2日で終わる組み方ができます。卒業検定や予約の空きで、実際はもう少し延びることがあります。
普通免許と原付免許の両方を持っている場合、時限はどうなりますか?
2つ以上の免許を持っている人は、それぞれの区分の時限のうち最も短いものになります(施行規則 別表第四の備考)。普通免許ありの時限が当てはまります。
車がAT限定でも、バイクはMTで取れますか?
取れます。教習時限は普通免許を持っている人の区分で決まり、バイクのAT・MTは別に選べます。
まとめ
- 原付二種免許は普通免許ありだと技能教習がAT8時限・MT10時限、学科教習は1時限
- 普通免許があれば試験場の学科試験は免除の対象(原付免許だけの人は対象外)
- ATかMTかは、取った後に乗るバイクの形で決める
- 計算上の最短は、技能教習だけでAT2日・MT4日
- 予約の空きや卒業検定の日で、実際の日数は延びることがある





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