原付二種免許は難しい?教習でつまずく所と対策

原付二種免許は難しいのか、教習でつまずく所と対策を紹介する記事のアイキャッチ

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125ccのバイクに乗りたいけれど、車しか運転したことがなくて「原付二種免許って難しいのかな」と不安になっている方も多いはずです。

結論から言うと、原付二種免許は、普通免許を持っている人なら学科の負担が小さく、難しく感じやすいのは低い速度でバランスを取る技能の課題です。つまずく所が分かっていれば、教習の中で十分に対策できます。

この記事を読むと、どこが難しく感じやすいのかと、課題ごとの練習のコツが分かります。

目次

原付二種免許は難しい?学科と技能に分けて考える

先に結論

学科は、普通免許などを持っていれば試験場の学科試験が免除の対象です。難しさの中心は技能で、特にバイクに乗った経験が少ない人ほど、最初の数時限で戸惑いやすくなります。

『原付二種免許は難しいって聞くけど、どこが?』と気になりますよね。

原付二種免許は、正しくは「小型限定普通二輪免許」です。お客さんを乗せる第二種免許とは別の免許で、くわしい違いは原付二種免許とはで紹介しています。

難しさは、今持っている免許によってかなり変わります。

今の状況学科技能
普通免許あり・二輪経験あり学科試験は免除の対象・学科教習1時限慣れている分、つまずきにくい
普通免許あり・二輪経験なし学科試験は免除の対象・学科教習1時限バランスの課題で戸惑いやすい
原付免許だけ学科試験を受ける原付で走った経験は助けになる
免許なし学科試験を受ける交通の流れに乗る所から覚える

学科試験の免除は、道路交通法施行令第34条の5の決まりです。原付免許と小型特殊免許を除く別の第一種免許を持っている人が対象なので、原付免許だけの人は当てはまりません。

技能の時限は短い

普通免許を持っている人の技能教習は、AT小型限定で8時限、MTで10時限です(施行規則 別表第四)。

時限が短いぶん、一つ一つの課題に使える時間も限られます。『あっという間に卒業検定が来た』と感じる人がいるのは、このためなんです。

だからこそ、教習1回ごとに「今日はこれができるようになった」を1つ持ち帰る意識が大切です。全部を一度に上手くやろうとしなくて大丈夫ですよ。

AT小型限定とMTで難しさは違う?

違いがあるのは、手と足の操作の数です。MTでは、左手のクラッチと左足のギアを使い分けながら走ります。

『車はAT限定だから、クラッチなんて触ったこともない』という方も多いですよね。MTの教習では、エンストしないように発進することや、低い速度でクラッチを少しだけつなぐ操作が、最初のつまずきどころになります。

AT小型限定はクラッチ操作が無いぶん、覚えることは少なめです。ただ、アクセルを少し開けただけで前に出るので、低い速度での細かい加減に慣れが必要です。

比べる点AT小型限定MT(小型限定)
普通免許ありの技能教習8時限10時限
最初に戸惑いやすい所アクセルの細かい加減発進とクラッチの操作
一本橋やクランク速度の調整が中心クラッチとブレーキの組み合わせ

四輪しか乗ったことがない人がつまずく課題

つまずくのは「ゆっくり走る」課題

二輪は速度が落ちるほどふらつきやすい乗り物です。車の運転に慣れている人ほど、遅く走るほど難しいという感覚の違いに戸惑います。

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

普通二輪免許の技能試験の項目は、施行規則第24条で決められています。教習所でよく使われる呼び名と並べて、つまずきやすい理由を表にしました。

法令の項目名よく使われる呼び名つまずきやすい理由練習のコツ
直線狭路コースの走行一本橋細い台の上をゆっくり進むのでふらつく目線を台の先に置き、足元を見ない
屈折コースの走行クランク直角の曲がり角が続き、速度を落としすぎる曲がる先を早めに見て、一定の速度を保つ
曲線コースの走行S字ハンドルだけで曲がろうとして膨らむ体ごと車体を少し傾ける感覚をつかむ
坂道コースの走行坂道発進止まった状態から登る時に下がるブレーキを離す順番を体で覚える
交差点の通行右左折二輪ならではの確認の仕方に慣れない首を動かして後ろまで確かめる
四輪しか乗ったことがない人が原付二種免許の教習でつまずきやすい課題と、練習のコツを並べた図解

このほか、決めた位置で止まるブレーキの練習(急制動と呼ばれます)が出てくることもあります。どの課題が教習や卒業検定に入るかは、通う教習所の案内で確かめておきましょう。

小型限定は「連続進路転換」が無い

施行規則第24条では、普通二輪免許の課題のうち、小型限定普通二輪免許については連続進路転換コースの走行を除くとされています。

限定なしの普通二輪より、課題が1つ少ない形です。『課題が全部できる気がしない』という方は、まず自分が受ける課題の数を知っておくと気持ちが楽になりますよ。

課題ごとの練習のコツ

共通のコツは「目線」と「速度を一定に」

一本橋もクランクも、足元や目の前ばかり見ると車体がふらつきます。行きたい方向を先に見て、速度を急に変えないことが基本です。

『頭では分かっているのに体が動かない』と感じるのは、誰でも最初はそうです。

教習で指導員から言われやすいポイントを、課題ごとにまとめました。

教習の前に意識しておくこと
  • 目線は足元ではなく、進む先に置く
  • 太ももで車体を軽くはさみ、上半身の力を抜く
  • 速度を落とす時は、ブレーキを急にかけない
  • 曲がる前に速度を落とし終えておく
  • 止まる時は、左足から地面に着く練習をしておく

一本橋でふらつく時

一本橋で落ちてしまう人の多くは、台の上で速度を落としすぎています。遅く走ろうとするほど、車体は倒れやすくなるんです。

指導員から「目線を上げて」と言われたら、台の先の地面を見るようにしてみてください。それだけでふらつきが減ることもあります。

クランクで足をついてしまう時

クランクは、角を曲がり切る前にハンドルを切りすぎて、ポールに当たりそうになって足をつく、という流れが多い課題です。

曲がる前に速度を落とし終え、曲がっている間は速度を一定に保つ意識を持ってみてください。

S字や坂道で戸惑う時

S字は、ハンドルを大きく切って曲がろうとすると外に膨らみやすい課題です。車の運転に慣れている人ほど、ハンドルで曲がる癖が出やすいんです。

曲がる方向を見て、車体を少し傾ける感覚がつかめると、ぐっと走りやすくなります。坂道では、止まった状態から登る時に後ろに下がらないよう、ブレーキを離す順番を教わったとおりに繰り返してみてください。

交差点で確認が遅れる時

二輪は車より車体が小さく、まわりから見落とされやすい乗り物です。右左折の時は、ミラーだけでなく首を動かして後ろまで確かめる動きを、教習の中で体に覚えさせていきます。

「確認が遅いよ」と言われたら、曲がる場所に着く少し前から確認を始めるよう意識してみてください。

よくある失敗

うまくいかなかった課題を、次の教習まで考え込みすぎてしまうケースです。教習の後に、言われたことを1行だけメモしておき、次の教習の最初に試すくらいの気持ちで十分です。

時限をオーバーしたらどうなる?

『自分だけ補習になったら恥ずかしい』と心配する方もいますよね。

別表第四の時限数は、技能の身につき方に合わせて延長するものと決められています。つまり、決められた時限で終わらなくても、補習で練習を重ねて進む前提の仕組みなんです。

苦手な課題が残ったまま卒業検定に進むより、補習で一度落ち着いて練習したほうが、結果的に早く卒業できることもあります。

試験場で直接受けるのは難しい?

二輪に慣れていないなら教習所が近道

試験場の技能試験の合格基準は70パーセント以上です。コースの課題をこなせることが前提なので、練習の場所が無い人には難しく感じやすいルートです。

『教習所に通うより、試験場で一発で取ったほうが早いのでは?』と考える方もいますよね。

普通二輪免許の技能試験は、施行規則第24条で合格基準が70パーセント以上と決められています。一本橋やクランクなどの課題を、試験の一回で落ち着いてこなすことになります。

比べる点教習所試験場で直接受ける
課題の練習コースで指導員に教わる自分で練習の場所を探す
つまずいた時補習で練習できる次の受験まで自分で練習
向いている人二輪に慣れていない人二輪に乗り慣れている人
試験場で受けるなら確かめておくこと
  • 二輪の課題を練習できる場所があるか
  • 住んでいる都道府県で、普通自動二輪の技能試験を受けられる試験場
  • 受験できる曜日と予約の方法
  • 合格した後の取得時講習の受け方

普通免許を持っている人の教習の進め方は、普通免許ありで原付二種を取るにはでくわしく紹介しています。

原付二種免許を教習所で取るか試験場で直接受けるかを、二輪の経験と練習場所で判定する図解

よくある相談

多いのは「乗ったことが無いけど大丈夫?」

原付二種免許の難しさについての相談は、二輪の経験が無い人の不安と、試験場で取れるかどうかに集まっています。

50ccの原付すら乗ったことが無い。試験場で取るのは難しい?

バイクにまったく乗ったことが無い状態で、試験場の技能試験に臨むのは難しく感じやすいです。課題をこなす練習の場所を自分で用意する必要があるからです。

教習所なら、エンジンのかけ方や車体の起こし方から教わりながら進められます。まずは教習所を候補にしてみてください。

普通免許で、講習なしで125ccに乗れるようになったの?

一部のバイクだけです。警察庁の案内では、令和7年4月1日から、総排気量125cc以下で最高出力4.0キロワット以下の二輪車も原付免許で運転できるようになりました(新基準原付)。

それ以外の125ccのバイクには、これまでどおり原付二種免許が必要です。乗りたいバイクがどちらに当たるかは、販売店やメーカーの案内で確かめてみてください。

16歳で原付免許だけ。教習所のお金が無いので試験場で取りたい

普通二輪免許は16歳から受けられるので、年齢の面では受験できます(道路交通法第88条第1項)。

ただ、原付免許は学科試験の免除の対象外なので、学科試験と技能試験の両方を受けることになります。

保護者の方とも相談しながら、練習の場所と受け直しの手間を考えて選んでみてください。費用の考え方は原付二種免許の費用で紹介しています。

車の二種免許の難しさも知りたい人へ

お客さんを乗せる運転の仕事に必要な車の二種免許は、試験の中身がまったく違います。くわしくは二種免許は難しい?で紹介しています。

ひとりで仕事を探すか、ドライバー向けの相談先を使うかは、今の状況に合わせて考えてみてください。

二種免許ドットコム

二種免許を活かした転職を考えている方へ

タクシーやバスの会社には、入社後に二種免許の取得費用を負担する制度を設けているところもあります。会社ごとに条件が違うので、ひとりで求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー向けの転職支援サービスで相談できることをまとめました。

無料ドライバー転職サービスの選び方を見る

受験資格・試験・手数料は法令や都道府県で変わることがあります。最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。

よくある質問

原付二種免許は難しいですか?

普通免許があれば学科試験は免除の対象で、難しく感じやすいのは一本橋やクランクなど低い速度でバランスを取る技能の課題です。教習所で練習しながら進めれば対策できます。

一本橋が苦手です。コツはありますか?

足元ではなく台の先を見て、速度を落としすぎないことが基本です。遅く走ろうとするほど車体はふらつきやすくなります。

技能試験の合格基準は何点ですか?

普通二輪免許の技能試験は70パーセント以上の成績で合格です(施行規則第24条)。

教習の時限を超えてしまうことはありますか?

あります。法令の時限数は技能の身につき方に合わせて延長するものとされていて、課題が身につくまで補習で練習します。補習の料金は教習所の料金表で確かめてください。

原付二種免許の学科試験は難しいですか?

普通免許など、原付免許と小型特殊免許以外の第一種免許を持っていれば学科試験は免除の対象です。原付免許だけの人や免許の無い人は学科試験を受けます。

まとめ

この記事の要点
  • 原付二種免許の難しさの中心は、学科より技能
  • 普通免許などがあれば学科試験は免除の対象
  • つまずきやすいのは一本橋(直線狭路コース)やクランク(屈折コース)などの低速の課題
  • 共通のコツは、目線を進む先に置き、速度を急に変えないこと
  • 試験場で直接受けるなら、練習の場所と受け直しも考えておく
二種免許ドットコム

二種免許ドットコム 編集部

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