当サイトの記事は編集部が警察庁・都道府県警察・国土交通省・厚生労働省などの公開情報を調べて独自に執筆しています。受験資格・試験・手数料・教習の内容は法令の改正や都道府県によって変わることがあるため、最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。
教習所に通う費用を抑えたくて、『二種免許の一発試験って、結局いくらかかるの?』と調べている方も多いはずです。
結論から言うと、二種免許の一発試験の費用は、試験場の手数料と、合格後の取得時講習の料金の2つでほぼ決まります。ただ、受け直しの回数で総額が変わるのがポイントなんです。
この記事を読むと、警視庁の案内をもとに、払う項目と回数別の総額をつかめます。
二種免許の一発試験の費用は「手数料」と「講習料」
一発試験は、運転免許試験場で教習所を通さずに直接受ける方法です。費用は、受けるたびにかかる受験料と試験車使用料、合格した時の免許証交付料、合格後の取得時講習の料金に分かれます。
『教習所より安いなら一発で取りたい』と思いますよね。
まずは、何にいくら払うのかを項目ごとに見ておきましょう。手数料は警視庁(東京都)の案内で、令和7年3月24日以降の額です。
| 項目 | 大型二種・中型二種・普通二種 | 大型特殊二種・けん引二種 |
|---|---|---|
| 受験料 | 4,500円 | 2,800円 |
| 試験車使用料 | 2,950円 | 1,750円 |
| 免許証交付料 | 2,350円 | 2,350円 |
| 初回の合計 | 9,800円 | 6,900円 |
| 取得時講習 | 30,300円 | 警視庁の案内に記載なし |
大阪府警察の案内にも、受験料4,500円・試験車使用料2,950円・免許証交付料2,350円と、同じ額が載っています。ほかの都道府県では違うことがあるので、住んでいる地域の警察の案内で確かめてみてください。

お金を払うタイミングの流れ
一発試験では、手続きの段階ごとにお金を払います。警視庁の案内をもとに、流れに沿って並べてみました。
- 試験場で適性試験と学科試験を受ける(学科は完全予約制)
- 適性試験に合格したら、技能試験を予約する
- 技能試験を受ける(受けるたびに受験料と試験車使用料)
- 合格したら取得時講習を申し込んで受ける
- 免許証の交付を受ける
適性試験の当日は、技能試験を受けられません(警視庁の案内)。最短でも試験場に行く日が2日以上になるので、休みの予定も一緒に考えておきましょう。
マイナ免許証にすると交付料が変わる
免許証交付料は、受け取る免許証の形で変わります。警視庁の案内では、大型二種・中型二種・普通二種を直接受ける場合、マイナ免許証のみなら初回9,000円、免許証とマイナ免許証の2枚なら9,900円です。
取得時講習は旅客車講習と応急救護処置講習
大型二種・中型二種・普通二種を試験場で取った人は、技能試験の合格後に取得時講習を受けます。受けないと免許証は交付されません(警視庁の案内)。
『試験に受かったら終わりじゃないの?』と驚く方も多いですよね。
取得時講習は、旅客車講習(6時間)と応急救護処置講習(6時間)の組み合わせです。警視庁の受講料は次のとおりです。
| 講習 | 時間 | 受講料(警視庁) |
|---|---|---|
| 旅客車講習 | 6時限 | 3,200円×6時限=19,200円 |
| 応急救護処置講習(二種) | 6時限 | 1,850円×6時限=11,100円 |
| 合計 | 12時限 | 30,300円 |
講習の呼び方は都道府県で少し違い、島根県警察は大型二種向けを「大型旅客車講習」と書いています。中身はどちらも6時間ずつです。
講習が免除される人もいる
すでに持っている免許によっては、講習が免除されます。大阪府警察の案内では、大型特殊二種・けん引二種を除く他の種類の第二種免許を持っている人は、旅客車講習と応急救護処置講習の両方が免除です。
医師や看護師などの資格がある人は、応急救護処置講習だけが免除されます(大阪府警察・島根県警察の案内)。当てはまりそうな方は、申し込む時に試験場で確かめてみてください。
大型特殊二種とけん引二種は、警視庁の直接受験の案内に取得時講習の記載がありません。講習が要るかどうかは、受ける試験場の案内で確かめてください。
不合格で受け直す時の費用の考え方
再試験の場合は、その都度、受験料と試験車使用料がかかります(警視庁の案内)。大型二種・中型二種・普通二種なら1回あたり7,450円です。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
一発試験の費用は、技能試験に何回目で受かるかで変わります。大型二種・中型二種・普通二種で、試験場に払う額を回数別に計算しました。
| 技能試験に合格した回 | 計算 | 合計(講習込み) |
|---|---|---|
| 1回目 | 9,800円+30,300円 | 40,100円 |
| 2回目 | 9,800円+7,450円+30,300円 | 47,550円 |
| 3回目 | 9,800円+7,450円×2+30,300円 | 55,000円 |
| 4回目 | 9,800円+7,450円×3+30,300円 | 62,450円 |

大型特殊二種とけん引二種は、再試験1回あたり受験料2,800円と試験車使用料1,750円で4,550円です。
受け直しが続きやすい理由
第二種の技能試験の合格基準は80パーセント以上です(施行規則第24条)。第一種の70パーセント以上より厳しく、人の乗降のための停車及び発進や、鋭角コースの走行なども見られます。
『普段の運転には慣れているのに』と悔しい思いをする方もいますよね。ただ、試験で見られるのは普段の運転のクセではなく、お客さんを乗せる前提の操作なんです。
- 不合格の時に試験官から言われた点をメモしておく
- 次の予約までに練習できる場所と日を確かめる
- 受けるたびに平日の休みが要ることを予定に入れる
- 回数が重なってきたら、教習所に切り替える費用と比べる
教習所に切り替えるかの考え方
何回か受けて手応えがつかめない時は、教習所に切り替えるのも一つの方法です。指定教習所を卒業すれば、技能試験は卒業検定で免除され、取得時講習も要らなくなります。
比べ方はシンプルです。あと何回受けそうかを考えて、その回数分の7,450円と講習料30,300円を足し、教習所の料金表の額と並べてみてください。
例えば大型一種を持っていて大型二種を受けている場合、教習所なら技能教習は17時限です(別表第四)。時限が少ない組み合わせほど、切り替えた時の負担は軽くなりやすいんです。
技能試験の課題と採点の考え方は、二種免許の技能試験でくわしく紹介しています。
手数料以外にかかる費用
一発試験は、手数料のほかに練習の費用と、試験場に通う日の分がかかります。とくに大型二種を普通免許だけで受ける人は、仮免許と路上練習が必要です。
『手数料だけ用意すればいい』と思っていると、あとで困ることも。手数料以外にかかるものを並べておきますね。
| かかるもの | どんな人に | 中身 |
|---|---|---|
| 仮運転免許の手続き | 受ける車を運転できる第一種免許が無い人 | 仮免許の試験を受けて取る |
| 路上練習 | 仮免許で受ける人 | 過去3か月以内に5日以上の道路での練習 |
| 練習コースや車 | 練習の当てがない人 | 練習できる所を自分で探す |
| 学科試験 | 他の第二種を持っていない人 | 95問・90パーセント以上で合格 |
| 試験場に行く日 | すべての人 | 平日のみ・適性試験の当日は技能試験を受けられない |
例えば普通免許だけを持っていて、大型二種を一発試験で受ける場合です。大型車を運転できる第一種免許が無いので、仮運転免許証と路上練習申告書が必要になります(警視庁の案内、道路交通法第96条の2)。
一方、普通免許を持っている人が普通二種を受けるなら、仮免許の手続きは要りません。受ける二種と持っている免許の組み合わせで、手数料以外の負担が大きく変わるんです。
試験場で受ける流れそのものは、二種免許の一発試験|試験場で受ける流れと取得時講習にまとめています。
教習所で取る場合と比べると?
指定教習所を卒業すると、試験場の技能試験は免除され、取得時講習も受ける必要がありません。試験場に払う額は、警視庁の場合4,150円です。
一発試験と教習所の違いを、試験場に払う額で並べてみます。
- 試験場の手数料は4,150円(受験料1,800円、交付料2,350円)
- 取得時講習を受けなくてよい
- 技能試験は卒業検定で免除される
- 初回9,800円と、受け直すたびに7,450円
- 合格後に取得時講習30,300円
- 練習の場所と平日の休みを自分で用意する
ただし、教習所は入校時に教習料金がかかります。料金は教習所ごと・時期ごとに違うので、各教習所の料金表と、一発試験の回数別の総額を並べて比べるのが確かな方法です。
教習所の料金も含めた二種免許全体の費用は、二種免許の費用|種類別の内訳と安く抑える方法で紹介しています。
会社の制度で取る道もある
タクシーやバスの会社の中には、入社後に二種免許を取るための養成訓練を行う会社もあります(job tag の記載)。自分で払う前に、応募先の制度を確かめてみるのも一つの手です。
会社の採用ページに直接応募したり、ハローワークで探したりする方法もあります。取得支援のある求人を見比べたい方は、ドライバー向けの転職サービスに相談する手もあります。
二種免許ドットコム
二種免許を活かした転職を考えている方へ
タクシーやバスの会社には、入社後に二種免許の取得費用を負担する制度を設けているところもあります。会社ごとに条件が違うので、ひとりで求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー向けの転職支援サービスで相談できることをまとめました。
無料ドライバー転職サービスの選び方を見る受験資格・試験・手数料は法令や都道府県で変わることがあります。最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。
よくある相談
一発試験の費用について、よく寄せられる相談を3つ選んで答えます。
大型二種を一発試験で1回受けるといくら?
大型二種を一発試験で取りたくて、1回受けるのにどれくらいかかるかという相談です。
警視庁の場合、初回は9,800円で、2回目からは1回7,450円です。合格したら取得時講習の30,300円が加わり、1回で合格しても合計40,100円になります。
大型一種を持っていれば、一発試験の費用は少なくて済む?
大型一種を持っていて、一発試験で大型二種を取りたいという相談です。
大型一種があれば、仮運転免許と路上練習は要りません(警視庁の案内)。手数料と講習料は同じですが、仮免許の手続きと練習にかかる手間とお金がかからないぶん、負担は軽くなります。
教習所に行くお金が無いので、一発試験で取りたい
教習所の費用を用意できないので、試験場の一発試験で取ろうと考えているという相談です。
一発試験は手数料中心で取れる道ですが、受け直しが続くと総額が増えていきます。教育訓練給付の対象講座や、会社の養成制度も合わせて調べてみてください。
よくある質問
二種免許の一発試験の費用はいくらですか?
警視庁(東京都)の場合、大型二種・中型二種・普通二種は初回9,800円です。合格後の取得時講習30,300円を足すと、1回で合格して40,100円になります。
一発試験で不合格になると、受け直しにいくらかかりますか?
警視庁の場合、再試験はその都度、受験料4,500円と試験車使用料2,950円がかかり、1回7,450円です。
取得時講習が免除される人はいますか?
大阪府警察の案内では、大型特殊二種・けん引二種を除く他の第二種免許を持っている人は、旅客車講習と応急救護処置講習の両方が免除です。医師などの資格がある人は、応急救護処置講習が免除されます。
一発試験の費用は都道府県で違いますか?
違うことがあります。この記事の額は警視庁(東京都)の案内で、大阪府警察も同じ額を載せていますが、住んでいる都道府県の警察の案内で確かめてください。
他の二種免許を持っていると、学科試験も免除されますか?
はい。他の種類の第二種免許をすでに受けている人は、学科試験が免除されます(大阪府警察・宮城県警察・警視庁の案内)。
まとめ
- 二種免許の一発試験は、手数料と取得時講習の料金でほぼ決まる
- 警視庁の場合、大型・中型・普通二種は初回9,800円、講習30,300円
- 受け直すたびに7,450円が足され、総額は回数で変わる
- 仮免許や練習、平日の休みなど手数料以外の負担も見ておく
- 教習所の卒業者は試験場の手数料4,150円で、講習も要らない





コメント