二種免許に使える給付金|教育訓練給付の対象と申請の流れ

二種免許に使える教育訓練給付の対象講座と申請の流れを紹介する記事のアイキャッチ

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二種免許の費用を少しでも抑えたくて、『二種免許に使える給付金ってあるの?』と調べている方も多いはずです。

結論から言うと、条件を満たせば、厚生労働省の「教育訓練給付」で教習費用の一部が戻ってくる可能性があります。ただし、受講を始める前の手続きが必要なので、順番を知っておくことがとても大事なんです。

この記事を読むと、自分が対象になるかの確かめ方と、申請までの流れが分かります。

目次

二種免許に使える給付金は「教育訓練給付」

先に結論

教育訓練給付は、厚生労働大臣が指定した講座を修了した人に、受講費用の一部をハローワークが支給する制度です。二種免許では、大型二種と普通二種の教習を対象にした講座があります。

『給付金って、誰でももらえるの?』と気になりますよね。

教育訓練給付には3つの種類があり、それぞれ給付率が違います。ハローワークの案内をもとにまとめました。

種類支給される額二種免許との関係
専門実践教育訓練最大で教育訓練経費の80%(年間上限64万円)中長期のキャリア形成向けの講座
特定一般教育訓練40%(上限20万円)。資格を取り1年以内に就職などで50%(上限25万円)大型二種・普通二種の講座がある
一般教育訓練20%(上限10万円)講座ごとに確かめる

厚生労働省のリーフレットでは、特定一般教育訓練の対象講座の例に「大型自動車第一種・第二種免許」が挙がっています。指定講座数の表(令和8年10月1日時点)には、大型自動車第二種免許が69講座、普通自動車第二種免許が49講座とあります。

二種免許に使える教育訓練給付の3つの種類と、大型二種・普通二種の講座がある特定一般教育訓練の位置づけを示した図解

どれくらい戻るかの考え方

特定一般教育訓練の支給額は、教習所に払った教育訓練経費の40%で、上限は20万円です。計算すると、経費が50万円を超えた分は上限で頭打ちになります。

資格を取って就職した場合などの50%(上限25万円)も、上限に届くのは経費が50万円の時です。自分の教習所の料金表の額に40%をかけると、戻ってくる額の目安がつかめます。

『先に全額を払うの?』と思いますよね。給付金は修了した後に申請して受け取る仕組みなので、教習所の料金はいったん自分で払う前提で予定を立てておきましょう。

中型二種・大型特殊二種・けん引二種は?

中型二種・大型特殊二種・けん引二種が指定講座の表にあるかは、今回確かめた厚生労働省の資料では見つけられませんでした。

対象かどうかは講座ごとに決まるので、取りたい二種の講座があるかを、講座検索システムで確かめてみてください。

給付が受けられない場合もある

支給額が4千円を超えない場合は、支給されません(ハローワークの案内)。また、受講開始日の前日から3年以内に教育訓練給付金を受けたことがある人も対象外です。

自分が対象か確かめる要件チェック表

雇用保険の加入期間と、受講前の手続きがカギ

特定一般教育訓練の給付を受けるには、雇用保険の加入期間などの条件を満たし、受講開始日の2週間前までにハローワークで手続きをする必要があります。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

『自分は対象になるのかな』と思ったら、次の表で一つずつ確かめてみてください。特定一般教育訓練の要件を、ハローワークの案内をもとにまとめました。

確かめる項目要件自分は?
雇用保険の加入期間受講開始日に通算3年以上(初めて受給する人は1年以上)加入期間を確かめる
離職している人離職日の翌日から受講開始日まで1年以内離職日を確かめる
過去の受給受講開始日の前日から3年以内に受給していない過去の受給を思い出す
講座厚生労働大臣の指定を受けた講座講座検索システムで探す
受講前の手続き訓練前キャリアコンサルティングとジョブ・カード、2週間前までの受給資格確認入校日から逆算する
修了講座を修了している卒業まで通う
よくある失敗

入校してから給付金のことを知り、受給資格確認の手続きが間に合わなかったというケースです。特定一般教育訓練は受講開始日の2週間前までに手続きが必要なので、教習所に申し込む前に動いておきましょう。

自分の状況で見ると

例えば、会社員として雇用保険に入って働いていて、仕事を続けながら普通二種を取りたい場合です。加入期間の条件を満たし、通う教習所の講座が指定を受けていれば、対象になりえます。

転職して今の会社で2年目という場合でも、初めて教育訓練給付を受けるなら、加入期間は1年以上あれば足ります。前の会社の加入期間も通算できるかは、支給要件照会で確かめてみてください。

一方、仕事を辞めてから1年を過ぎている場合は、離職後1年以内という条件から外れてしまいます。辞める前後の時期に取る予定の方は、日付を一度確かめておくと安心です。

もっと確かに知りたい時は、ハローワークで「支給要件照会」ができます。受給資格の有無と、受けたい講座が指定を受けているかを確かめられます(電話での照会は受け付けていません)。

支給要件照会で用意するもの
  • 教育訓練給付金支給要件照会票に記入する
  • 運転免許証や住民票の写しなど、本人確認書類を用意する
  • 本人が行くか、代理人・郵送・電子申請のどれで出すかを決める

教習所が対象講座かを確かめる手順

「教習所」ではなく「講座」で探す

給付の対象になるのは、教習所そのものではなく、指定を受けた講座です。同じ教習所でも、免許の種類やコースごとに対象かどうかが分かれます。

『近くの教習所は対象なの?』と、すぐに知りたいですよね。

厚生労働省の「教育訓練給付制度 講座検索システム」で探せます。教習所の窓口で聞く時も、次の順番で確かめると話が早いです。

対象講座かを確かめる順番
  1. 取りたい二種(大型二種・普通二種など)を決める
  2. 講座検索システムで、通える地域と免許の種類で探す
  3. 見つかった講座の種類(特定一般か一般か)を確かめる
  4. 教習所に、その講座が自分の持っている免許のコースかを聞く
  5. 入校日と受講開始日を確かめ、手続きの期限を逆算する

検索で見つからない時は、教習所に「教育訓練給付の指定講座はありますか」と直接聞いてみてください。

教習の時限で講座が分かれることも

二種免許の教習の時限は、持っている免許で変わります。例えば大型二種なら、大型免許からは技能教習17時限、普通免許からは33時限です(道路交通法施行規則の別表第四)。

時限が違えばコースも分かれることがあるので、自分の持っている免許のコースが対象かまで確かめておきましょう。大型二種の時限と費用の考え方は、大型二種免許の費用で紹介しています。

受講前から申請までの流れ

受講前・修了後・就職後の3回、ハローワークに行く

特定一般教育訓練は、受講前の受給資格確認、修了後の支給申請、資格を取って就職した後の追加の申請と、段階ごとに手続きがあります。

流れを時系列で並べました。期限がそれぞれ違うので、メモしておくと安心です。

時期やること期限
受講前訓練前キャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードの交付を受ける受給資格確認より前
受講前ハローワークで受給資格確認の手続き受講開始日の2週間前まで
修了後ハローワークで支給申請(40%・上限20万円)修了日の翌日から1か月以内
就職後追加の支給申請(50%・上限25万円との差額)資格取得か就職の遅い日から1か月以内
教育訓練給付を受けるために、受講前のキャリアコンサルティングから就職後の追加申請までの順番を示した図解

訓練前キャリアコンサルティングは、ハローワークや、キャリア形成・リスキリング支援センターで受けられます。オンラインでも受講できると、厚生労働省のリーフレットに案内されています。

50%の追加支給の条件

追加の支給は、修了後に目標の資格を取り、修了日の翌日から1年以内に雇用保険の被保険者として雇われた場合などが対象です。令和6年10月1日以降に受講を始めた人に限られます。

給付金以外で負担を減らす方法

会社の養成制度という選択肢もある

給付金は費用の一部が戻る制度です。費用の大部分を減らしたいなら、入社後に会社が二種免許の取得費用を負担する養成制度も比べてみてください。

『給付金の条件に当てはまらなかった』という方もいますよね。

タクシーやバスの会社の中には、二種免許を持っていない人を採用し、入社後に取らせる会社があります(job tag・日本バス協会の案内)。負担の範囲や在籍の決まりは会社ごとに違うので、求人票と面接で確かめることが前提です。

方法負担が減る範囲気をつけたいこと
教育訓練給付教育訓練経費の一部受講前の手続きと加入期間
会社の養成制度会社が負担する範囲在籍の決まりや返還の扱い
人材開発支援助成金会社が受ける助成二種免許が対象かは公式で確認できず

人材開発支援助成金は、事業主が社員に職業訓練を受けさせた時に、経費などを助成する厚生労働省の制度です。働いている会社で使えるかどうかは、会社に聞いてみてください。

会社の負担で取る仕組みは、二種免許を無料・会社負担で取る方法でくわしく紹介しています。

ひとりで探すか、相談先を使うか

取得支援のある会社は、会社の採用ページに直接応募したり、ハローワークで探したりして見つけられます。いくつかの会社を見比べたい方は、ドライバー向けの転職サービスに相談する手もあります。

二種免許ドットコム

二種免許を活かした転職を考えている方へ

タクシーやバスの会社には、入社後に二種免許の取得費用を負担する制度を設けているところもあります。会社ごとに条件が違うので、ひとりで求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー向けの転職支援サービスで相談できることをまとめました。

無料ドライバー転職サービスの選び方を見る

受験資格・試験・手数料は法令や都道府県で変わることがあります。最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。

よくある相談

給付金の相談は「対象講座」と「タイミング」が多い

二種免許の給付金について、よく寄せられる相談を3つ選んで答えます。

普通二種の教習は教育訓練給付の対象?

普通第二種免許の教習が、教育訓練給付の対象になるかという相談です。

厚生労働省の表(令和8年10月1日時点)では、特定一般教育訓練に普通自動車第二種免許の講座が49あります。通いたい教習所の講座が対象かは、講座検索システムで確かめてみてください。

失業保険を受けている間に二種免許を取りたい

失業保険(雇用保険の基本手当)を受けながら、教習所に通って二種免許を取りたいという相談です。

教育訓練給付は、離職日の翌日から受講開始日まで1年以内なら対象になりえます。受講前の手続きが前提なので、入校を決める前にハローワークで相談してみてください。

もう二種免許を取った後でも、給付金はもらえる?

大型二種を取り終えてから、給付金があると知ったという相談です。

特定一般教育訓練は、受講開始日の2週間前までに受給資格確認の手続きが必要です。すでに受講を終えている場合は、自分のケースで受けられるものがあるか、ハローワークに聞いてみてください。

よくある質問

二種免許に使える給付金はありますか?

厚生労働省の教育訓練給付があります。特定一般教育訓練の指定講座には、大型二種と普通二種の講座があり、修了すると教育訓練経費の40%(上限20万円)が支給されます。

教育訓練給付を受けるための条件は?

受講開始日に雇用保険の加入期間が通算3年以上(初めての人は1年以上)あることなどです。特定一般教育訓練は、受講開始日の2週間前までにハローワークで受給資格確認の手続きが必要です。

中型二種も給付金の対象ですか?

厚生労働省の指定講座数の表では、中型二種の講座は確かめられませんでした。講座検索システムで、通いたい教習所の講座を探してみてください。

給付金は教習所に払う前にもらえますか?

いいえ。教育訓練給付は、講座を修了した後に申請して支給される仕組みです。教習所の料金は、いったん自分で払う前提で予定を立ててください。

給付金の申請はいつまでにしますか?

修了日の翌日から1か月以内に、ハローワークで支給申請をします。資格を取って就職した後の追加の申請は、資格取得か就職の遅い日から1か月以内です。

まとめ

この記事の要点
  • 二種免許に使える給付金は、厚生労働省の教育訓練給付
  • 特定一般教育訓練に大型二種69講座・普通二種49講座がある(令和8年10月1日時点)
  • 支給は教育訓練経費の40%(上限20万円)、就職などで50%(上限25万円)
  • 受講開始日の2週間前までに受給資格確認が必要なので、入校前に動く
  • 対象かどうかは教習所ではなく講座ごとに、講座検索システムで確かめる
二種免許ドットコム

二種免許ドットコム 編集部

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