二種免許を仕事しながら取るには|通学プランの組み方

二種免許を仕事しながら取るための通学プランの組み方を紹介する記事のアイキャッチ

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いまの仕事を続けながら、タクシーやバスへの転職に向けて二種免許を取りたい。『平日は仕事だし、本当に通えるの?』と不安な方も多いはずです。

結論から言うと、二種免許を仕事しながら取るのは、週に通える時限から逆算すれば十分に計画できます。ただし教習は9か月以内に終える決まりがあるので、ペースの見積もりが大事です。

この記事を読むと、週の空き時間から教習の期間を見積もる方法と、平日に休みが要る場面、会社の取得支援を使う選択肢が分かります。

目次

二種免許を仕事しながら取る時に知っておく3つの決まり

先に結論

指定教習所の第二種の教習は9か月以内に修了し、卒業検定は修了から3か月以内に受けます(道路交通法施行規則第33条・第34条)。卒業後の学科試験は試験場で受けます。

『自分のペースでゆっくり通えばいいよね』と思いますよね。

ゆっくり通えるのは確かです。ただ、期限が3つあるので、仕事の繁忙期と重ならないように組んでおくと安心なんです。

決まり期限根拠
教習を終える入校から9か月以内施行規則第33条
卒業検定を受ける教習を修了した日から3か月以内施行規則第34条
試験場の技能試験が免除になる卒業検定から1年以内の卒業証明書道路交通法第97条の2

もうひとつ、仕事との兼ね合いで大事なのが学科試験の日です。警視庁(東京都)の案内では、卒業した人の学科試験も試験場で受け、受験日は平日のみとされています。

つまり、教習は土日中心でも、学科試験の日だけは平日に休みを取る必要があるかもしれません。住んでいる都道府県の警察の案内で、受験日を確かめておきましょう。

試験場で直接受ける一発試験は、仕事との両立に向く?

『教習所に通う時間がないなら、一発試験のほうが早い?』と考える方もいますよね。

ただ、警視庁(東京都)の案内では、一発試験も平日のみで、学科は完全予約制、適性試験の当日は技能試験を受けられません。不合格なら、そのたびに平日に休みを取って受け直すことになります。

さらに合格後には、旅客車講習(6時間)と応急救護処置講習(6時間)を受けます。

教習所を卒業した人はこの講習が要りません。平日に何日休めるかで、どちらが向いているかが変わってきます。

合宿という選択肢

まとまった休みが取れるなら、合宿で集中して取る方法もあります。通学との違いは二種免許の合宿教習|通学との違いと向いている人で紹介しています。

週の空き時間から教習のペースを逆算する計画表

必要な時限を週に通える時限で割る

教習期間の見積もりは、必要な時限の合計を、週に通える時限で割るとつかめます。1時限は50分で、上達に応じて延びることがあるので、少し余裕を持たせておきましょう。

『結局、何か月かかるの?』が一番知りたいところですよね。

まずは、持っている免許ごとに必要な時限を確かめます。施行規則の別表第四の値です。

取りたい二種持っている免許技能教習学科教習合計
普通二種普通免許(MT)12時限17時限29時限
普通二種(MT)AT限定の普通免許16時限17時限33時限
中型二種普通免許(MT)27時限17時限44時限
大型二種普通免許(MT)33時限17時限50時限
大型二種大型免許17時限17時限34時限

次に、週に通える時限で割ってみます。下の表は、予約が希望どおり取れて、時限が延びなかった場合の計算の例です。

週に通える時限普通二種(29時限)大型二種・普通免許から(50時限)
週2時限(土日に1時限ずつ)約15週約25週
週4時限(土日に2時限ずつ)約8週約13週
週6時限(平日夜2回と土日)約5週約9週

週2時限で大型二種を目指すと約25週で、9か月の期限の中には入ります。ただ、時限が延びたり予約が取れなかったりすると余裕が減るので、週4時限くらいを目安に組めると安心です。

教習時限のくわしい一覧は二種免許の教習時間と最短日数にまとめています。

週に通える時限から、二種免許の教習期間を逆算する計画表の図解

働き方別の組み方の例

同じ週4時限でも、働き方によって通い方は変わります。よくある働き方ごとに、組み方の例を並べました。

働き方通いやすい時間組み方の例
土日休みの会社勤め土日・平日夜土日に技能、平日夜に学科を入れる
平日休みのシフト勤務休みの平日休みの日にまとめて技能を入れる
夜勤のある仕事夜勤明けを避けた日中明けの日は避け、休みの日に入れる
残業が読めない仕事土日中心平日夜は予約を入れすぎない

夜勤明けに技能教習を入れると、眠気で思うように運転できないことも。教習は体調のいい日に入れたほうが、時限の延長を防げますよ。

1日に詰め込める時限には上限がある

『有休を何日か取って、一気に進めたい』という方もいますよね。

実は、1日に受けられる技能教習には上限があります(施行規則第33条)。教習車を運転できる第一種免許を持っている人は1日4時限まで、それ以外の人は1日3時限まで(基本操作及び基本走行は2時限まで)です。

例1日の技能教習の上限技能教習だけの計算
普通免許(MT)から普通二種4時限12時限なので3日
大型免許から大型二種4時限17時限なので5日
普通免許から大型二種3時限(最初の段階は2時限)1日あたりの時限が少なくなる

これは技能教習だけの計算で、学科教習や卒業検定、予約の空き具合は入っていません。休みをまとめて取る時は、教習所に「この日数でどこまで進められますか」と聞いてから申請すると確実ですよ。

平日夜と土日、どう組み合わせる?

教習所によって、平日夜や土日の受付時間は違います。入校前に、こんなふうに聞いてみるとスムーズです。

「平日は19時以降しか通えません。夜の技能教習と、土日の学科教習は予約できますか」

答えを聞いてから、週に何時限通えるかを決めると、計画表が実際の予定に近づきますよ。

仕事しながら通う前のチェック
  • 平日夜・土日に技能教習の予約が取れるか、教習所に聞いたか
  • 繁忙期や出張の予定と、9か月の期限が重ならないか
  • 卒業検定の日に休みを取れそうか
  • 試験場の学科試験の日に、平日の休みを取れるか
  • 勤務先の就業規則で、副業や休暇の決まりを確かめたか
よくある失敗

繁忙期に予約が取れず、教習が止まったまま期限が近づいてしまうケースです。入校前に、仕事の忙しい時期を手帳で確かめて、その時期は週1〜2時限に落とすなど、先に計画に織り込んでおきましょう。

会社の取得支援を使って、働きながら取る道もある

入社してから取る選択肢

厚生労働省のjob tagには、第一種免許を持つ人を採用して、第二種免許を取るための養成訓練を行うタクシー会社もあると書かれています。路線バスでも、入社後に大型二種を取る条件で採用されることがあるとされています。

『いまの仕事を続けながら自分で通うのと、転職してから取るのと、どっちがいい?』と迷いますよね。

どちらにも良さがあるので、並べて比べてみましょう。

比べる点いまの仕事を続けながら自分で取る転職して会社の取得支援で取る
収入いまの収入を保ったまま準備できる入社後の給与の扱いを会社に確かめる
教習の日程通うペースを自分で決められる会社の予定に合わせて組まれることが多い
費用自分で払う(給付金を使える場合もある)負担の範囲は会社ごとに違う
働く会社取った後に自由に選べる取る前に入社先が決まる

会社の取得支援を使う場合は、負担の範囲や在籍の決まり、途中で辞めた時の扱いを求人票と面接で確かめておきましょう。仕組みのくわしい話は二種免許を無料・会社負担で取る方法で紹介しています。

自分で払うなら給付金も確かめておく

雇用保険に入って働いている方なら、教育訓練給付が使えることもあります。普通自動車第二種免許の特定一般教育訓練の指定講座は49講座、大型自動車第二種免許は69講座あります(厚生労働省の表・令和8年10月1日時点)。

特定一般教育訓練は、受講開始日の2週間前までにハローワークで手続きが必要です。入校を決めてからでは間に合わないこともあるので、先に二種免許に使える給付金で流れを確かめておきましょう。

よくある相談

多いのは「土日だけ」と「転職前に取るか」

仕事をしながら二種免許を取る相談では、土日だけで取れるのか、転職する前に取っておくべきか、という内容がよく見られます。

仕事と教習の両立について、よく見られる相談を内容をまとめて紹介します。

土日祝だけ通って二種免許を取れる?

教習所が土日祝に技能教習を受け付けていれば、教習そのものは土日中心で進められます。計画表で見たとおり、普通二種なら週4時限で約8週の計算です。

ただ、警視庁の案内では試験場の学科試験は平日のみです。少なくとも1日は平日に休みを取る前提で考えておきましょう。

転職する前に、いまの仕事をしながら取っておくべき?

働きたい会社が決まっていないなら、自分で取っておくと会社を自由に選べます。一方で、タクシーやバスの仕事に就くと決めているなら、会社の取得支援を使う道もあります。

『どっちが得か』は、会社の負担の範囲や在籍の決まりで変わります。求人をいくつか見比べてから決めるのがおすすめです。

いまの仕事とは別に、二種免許で夜にできる仕事はある?

運転代行は主に夜間の仕事で、お客さんの車を運転するには普通二種が必要です(道路交通法第86条第5項)。

ただ、本業の勤務先で副業が認められているかは、就業規則で確かめておく必要があります。仕事の種類は二種免許でできる仕事一覧でも紹介しています。

いまの仕事を続けながら自分で取る道と、転職して会社の取得支援で取る道を比べた図解

仕事しながら取った後の動き方

取る前から次の一歩を決めておく

二種免許は取って終わりではなく、仕事で使う免許です。教習に通っている間に求人を見ておくと、取った後すぐに動けます。

『免許を取ってから探せばいいかな』と考える方もいますよね。

ただ、教習が終わる頃に探し始めると、面接や入社日の調整でまた時間がかかることも。教習と並行して、気になる会社の求人票を見ておくのがおすすめです。

求人の探し方は、会社の採用ページに直接応募する、ハローワークで探す、ドライバー向けの転職サービスに相談する、の3つがあります。くわしくは二種免許を活かす転職で比べています。

ひとりで求人票を読み比べるのが大変なら、相談先を使って、取得支援のある求人や勤務の条件を聞いてみるのも一つの手です。

二種免許ドットコム

二種免許を活かした転職を考えている方へ

タクシーやバスの会社には、入社後に二種免許の取得費用を負担する制度を設けているところもあります。会社ごとに条件が違うので、ひとりで求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー向けの転職支援サービスで相談できることをまとめました。

無料ドライバー転職サービスの選び方を見る

受験資格・試験・手数料は法令や都道府県で変わることがあります。最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。

よくある質問

二種免許は仕事しながらでも取れますか?

取れます。教習所の平日夜や土日の予約を使い、週に通える時限から期間を逆算して計画してみてください。教習は9か月以内に修了する決まりがあります。

普通二種免許は、週末だけ通うとどれくらいかかりますか?

普通免許(MT)からなら技能教習12時限と学科教習17時限で、合計29時限です。週4時限通えれば約8週の計算ですが、時限の延長や予約の状況で変わります。

有休をまとめて取れば、数日で二種免許の教習を終えられますか?

1日に受けられる技能教習には上限があり、普通免許から普通二種なら1日4時限までです(施行規則第33条)。技能教習12時限だけでも3日かかり、学科教習や卒業検定もあるので、教習所に日数の見込みを聞いてから休みを取ってみてください。

教習の途中で仕事が忙しくなったら、どうなりますか?

第二種の教習は入校から9か月以内に修了する決まりがあります。忙しい時期でも週に1時限は入れるなど、期限から逆算して止めすぎないようにしておきましょう。

会社の取得支援を使うと、いまの仕事は辞める必要がありますか?

会社の取得支援は、その会社に入社して受けるのが一般的な仕組みです。条件は会社ごとに違うので、求人票と面接で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 二種免許を仕事しながら取るなら、教習は9か月以内に修了する決まりを意識する
  • 必要な時限を週に通える時限で割ると、期間を見積もれる
  • 普通免許から普通二種は合計29時限、大型二種は合計50時限
  • 試験場の学科試験は平日のみの地域があるので、休みの予定を立てておく
  • 自分で取るか、会社の取得支援を使うかは、求人を見比べて決める
二種免許ドットコム

二種免許ドットコム 編集部

普通二種・中型二種・大型二種など第二種運転免許の種類と受験資格、教習所・合宿・試験場での取り方、費用の内訳、二種免許を活かせるタクシー・バスなどの仕事と転職の進め方を、これから二種免許を取る人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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