当サイトの記事は編集部が警察庁・都道府県警察・国土交通省・厚生労働省などの公開情報を調べて独自に執筆しています。受験資格・試験・手数料・教習の内容は法令の改正や都道府県によって変わることがあるため、最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。
教習所の案内を見ても、自分が何時間通えばいいのか分からなくて手が止まっている方も多いはずです。
結論から言うと、二種免許の教習時間は「どの二種を取るか」と「いま持っている免許」の組み合わせで、法令によって時限数が決まっています。
この記事を読むと、自分の組み合わせの時限数と、1日の上限から計算した最短日数の目安が分かります。
二種免許の教習時間は「持っている免許」で決まる
指定教習所で受ける二種免許の教習時限は、道路交通法施行規則の別表第四で決められています。1時限は50分で、同じ大型二種でも、大型免許を持っている人と普通免許だけの人では技能教習の時限が倍近く違います。
『大型二種って、結局何時間かかるの?』と聞きたくなりますよね。
実は、その答えは人によって変わるんです。すでに大きな車を運転できる免許を持っていれば、その分だけ練習が短くて済む作りになっています。
教習は大きく分けて、教習車に乗る「技能教習」と、教室で学ぶ「学科教習」の2本立てです。
| 教習の種類 | 中身 | 時限の分け方 |
|---|---|---|
| 技能教習 | 教習車に乗って運転を練習する | 基本操作及び基本走行と、応用走行の2段階 |
| 学科教習 | 法令や旅客を運ぶ知識を教室で学ぶ | 学科(一)と学科(二) |
| 卒業検定 | 教習の仕上げとして運転を見てもらう | 時限ではなく検定 |
時限数は「最低これだけ受ける」という基準です。上達の具合によって延びることがあり、別表第四にもそう書かれています。
学科教習は、ほとんどの人が17時限
学科教習は、大型二種・中型二種・普通二種のどれでも、大型・中型・準中型・普通免許を持っている人は学科(一)6時限と学科(二)11時限の計17時限です。
大型特殊免許だけを持っている人は計20時限、大型特殊第二種か牽引第二種を持っている人は計9時限になります。
すでに二種を持っている人はもっと短くなります。大型二種を取る時に中型二種か普通二種を持っていれば学科教習は0時限、中型二種を取る時に普通二種を持っていれば0時限です。
第二種の学科(二)では、応急救護処置の教習を6時限受けます。第一種では3時限なので、二種はお客さんを乗せる立場として倍の時間をかけている、ということですね。
二種免許そのものの全体像は、二種免許とは?で紹介しています。
取りたい二種×持っている免許の時限一覧
ここが、この記事でいちばん大事なところです。取りたい二種ごとに、持っている免許別の技能教習の時限を表にしました。数字はすべて施行規則の別表第四の値です。
『自分の免許だと、どの数字を見ればいいの?』という方は、まず取りたい二種の表を選んで、次にいま持っている免許の行を探してみてください。
大型二種免許の教習時間
大型二種免許の教習は、持っている免許による差がいちばん大きい種類です。バスを運転したことがない人ほど、時限が長くなります。
| いま持っている免許 | 基本操作及び基本走行 | 応用走行 | 技能の合計 |
|---|---|---|---|
| 大型免許 | 8時限 | 9時限 | 17時限 |
| マイクロバス限定の大型免許 | 10時限 | 13時限 | 23時限 |
| 中型免許 | 10時限 | 13時限 | 23時限 |
| AT中型免許 | 14時限 | 13時限 | 27時限 |
| 中型(8t)限定の中型免許 | 12時限 | 16時限 | 28時限 |
| 準中型免許 | 13時限 | 16時限 | 29時限 |
| 普通免許 | 15時限 | 18時限 | 33時限 |
| AT普通免許 | 19時限 | 18時限 | 37時限 |
| 大型特殊免許 | 23時限 | 28時限 | 51時限 |
| 中型二種免許 | 5時限 | 8時限 | 13時限 |
| 普通二種免許 | 15時限 | 13時限 | 28時限 |
| AT普通二種免許 | 19時限 | 13時限 | 32時限 |
大型二種免許の教習で一般的な「普通免許から」の場合、技能教習は33時限です。1時限50分で計算すると、乗っている時間だけで27時間30分になります。

中型二種免許の教習時間
中型二種は、乗車定員11人以上29人以下のマイクロバスなどで旅客を運ぶための免許です。中型免許や大型免許を持っていれば、技能教習は17時限で済みます。
| いま持っている免許 | 基本操作及び基本走行 | 応用走行 | 技能の合計 |
|---|---|---|---|
| 大型免許・中型免許 | 8時限 | 9時限 | 17時限 |
| AT中型免許 | 8時限 | 13時限 | 21時限 |
| 準中型免許 | 11時限 | 12時限 | 23時限 |
| 普通免許 | 12時限 | 15時限 | 27時限 |
| AT普通免許 | 12時限 | 19時限 | 31時限 |
| 大型特殊免許 | 19時限 | 29時限 | 48時限 |
| 普通二種免許 | 7時限 | 3時限 | 10時限 |
| AT普通二種免許 | 7時限 | 7時限 | 14時限 |
AT限定の中型二種もあり、大型・中型・AT中型免許を持っている人は17時限、普通・AT普通免許の人は27時限です。
普通二種免許の教習時間
普通二種は、タクシーや運転代行などで使う免許です。普通免許を持っている人なら、技能教習は12時限と短めです。
| いま持っている免許 | 普通二種(MT) | AT普通二種 |
|---|---|---|
| 大型・中型・準中型・普通免許 | 3時限+9時限=12時限 | 3時限+9時限=12時限 |
| AT中型・AT準中型・AT普通免許 | 3時限+13時限=16時限 | 3時限+9時限=12時限 |
| 大型特殊免許 | 17時限+29時限=46時限 | 17時限+25時限=42時限 |
AT普通免許の人がMTの普通二種を取る場合は、AT普通二種より4時限多くなります。タクシーの仕事だけを考えているなら、AT普通二種で足りるかを先に会社に聞いておくと迷いが減ります。
2つ以上の免許を持っている人は、それぞれの時限のうちいちばん短いものが使われます(別表第四の備考)。さらに大型免許と普通二種のように組み合わせによっては、応用走行が4時限減る特則もあります。
大型特殊二種・けん引二種は表に無い
大型特殊二種とけん引二種は、別表第四の「教習に係る免許の種類」に行がありません。指定教習所での教習時限が法令に定められていないので、試験場で受けるのが基本です。
教習所によって扱いが違うことがあるため、気になる方は通いたい教習所に直接聞いてみてください。
1日に受けられる上限から最短日数を逆算する
技能教習には、1人が1日に受けられる時限の上限があります。持っている時限数をこの上限で割ると、計算上の最短日数が分かります。
『合宿なら○日で取れる、と書いてあるけど本当?』と気になりますよね。
その日数は、教習所が勝手に決めているわけではありません。1日の上限という法令の決まりから、だいたいの日数が決まってくるんです。
1日の上限は「その車を運転できる一種を持っているか」で変わる
施行規則第33条では、技能教習の1日の上限を次のように決めています。
| 受ける人 | 1日の上限 | 基本操作及び基本走行の上限 |
|---|---|---|
| 教習で使う車を運転できる第一種免許を持っている人 | 4時限 | 4時限 |
| それ以外の人 | 3時限 | 2時限 |
例えば大型免許を持っている人が大型二種の教習を受ける時は、もう大型バスと同じ大きさの車を運転できるので、1日4時限まで受けられます。
一方、普通免許だけの人が大型二種の教習を受ける時は、基本の段階は1日2時限、応用の段階は1日3時限までです。
組み合わせ別の計算上の最短日数
基本と応用を別の日に分けて、それぞれ上限いっぱいに受けた場合で計算しました。技能教習だけの日数で、卒業検定の日は含んでいません。
| 取りたい二種と持っている免許 | 技能の時限 | 1日の上限 | 計算上の最短 |
|---|---|---|---|
| 大型二種・大型免許 | 8+9 | 4時限 | 2日+3日=5日 |
| 大型二種・中型免許 | 10+13 | 基本2・応用3 | 5日+5日=10日 |
| 大型二種・普通免許 | 15+18 | 基本2・応用3 | 8日+6日=14日 |
| 大型二種・AT普通免許 | 19+18 | 基本2・応用3 | 10日+6日=16日 |
| 中型二種・中型免許 | 8+9 | 4時限 | 2日+3日=5日 |
| 中型二種・普通免許 | 12+15 | 基本2・応用3 | 6日+5日=11日 |
| 普通二種・普通免許 | 3+9 | 4時限 | 1日+3日=4日 |
| AT普通二種・AT普通免許 | 3+9 | 4時限 | 1日+3日=4日 |
例えば普通免許から大型二種なら、基本15時限を1日2時限で8日、応用18時限を1日3時限で6日、合わせて14日という計算です。

実際には、教習車や指導員の空き、学科教習の時間割、卒業検定の日程で日数が延びます。上達に応じて時限が延びることもあるので、この表は「これより短くはならない」という目安として見てください。
学科教習と卒業検定の日も足しておく
上の表は技能教習だけの日数です。学科教習は大型・中型・普通二種とも、普通免許などを持っている人で17時限あり、教習所の時間割に合わせて受けます。
学科の時間割が技能の予定と重なると、その日の技能を減らすことになるかもしれません。入校の時に、学科の時間割表をもらっておくと予定を組みやすくなります。
| 日程に足すもの | 中身 | 決め方 |
|---|---|---|
| 学科教習 | 学科(一)と学科(二)で計17時限など | 教習所の時間割 |
| 卒業検定 | 修了から3か月以内に受ける | 教習所の検定日 |
| 試験場での学科試験 | 卒業後に試験場で受ける | 住んでいる都道府県の試験場の受付日 |
試験場の学科試験は、95問で90パーセント以上が合格基準です(大阪府警の案内)。出題の特徴は二種免許の学科試験で紹介しています。
上限いっぱいに受けられるとは限らない
法令が決めているのは「これ以上は受けられない」という上限です。その日に何時限受けられるかは、教習所の時間割と教習車の空きで決まります。
『上限が4時限なら、毎日4時限ずつ入れてもらえるはず』と思いがちですよね。実際は、休憩の入れ方や1日の組み方は教習所ごとに違うので、入校前の説明で1日の流れを聞いてみてください。
教習時間が延びるのはどんな時?期限の決まりも確認
時限数は最低の基準なので、課題ができるようになるまで追加の教習が入ることがあります。また、二種の教習には修了までの期限があり、のんびりしすぎると最初からやり直しになりかねません。
『補習が続いたら、いつまでも終わらないんじゃ…』と不安になる方もいますよね。
そう思うのは自然です。ただ、延びる場面と期限を先に知っておけば、予定は組みやすくなります。
時限が延びやすい場面
二種の技能教習では、鋭角コースの走行や方向変換、縦列駐車など、狭い場所で車の位置を合わせる課題があります。ここで手間取ると、補習が入りやすくなります。
教習所の窓口では、こんなやりとりがよくあります。
「予定より2時限増えると言われたんですが、普通のことですか」
「課題によっては、もう少し練習してから次へ進む方が多いですよ」
延びた時の料金の扱いは教習所ごとに違います。追加教習の料金は、入校前に料金表で確かめておくと安心です。
知っておきたい期限
二種の教習と検定には、法令で期限が決まっています。
| 期限の種類 | 決まり | 根拠 |
|---|---|---|
| 教習を終えるまで | 入校から9か月以内に修了 | 施行規則第33条 |
| 卒業検定を受けるまで | 教習の修了から3か月以内 | 施行規則第34条 |
| 卒業検定に落ちた時 | 1時限以上の技能教習を受けてから次の検定 | 施行規則第34条 |
| 試験場で技能試験が免除される期間 | 技能検定から1年以内 | 道路交通法第97条の2 |
- 入校日から9か月の期限がいつになるか
- 追加の技能教習の料金と、予約の取りやすさ
- 卒業検定に落ちた時の再検定の日程
- 卒業後、試験場で学科試験を受ける日の候補
卒業検定の合格基準は、第二種の技能試験の例に準じて80パーセント以上です。採点の考え方は二種免許の技能試験でくわしく見ています。
仕事をしながら通う時の組み立て方
通学で取る場合は、平日の仕事終わりに受けられる時限と、休日にまとめて受けられる時限を分けて数えると、修了までの見通しが立ちます。
『平日は1時限しか乗れないけど、それで間に合う?』という方も多いはずです。
例えば普通免許から大型二種を取る場合、技能教習は33時限です。基本の段階は1日2時限までなので、休日に2時限、平日に1時限ずつ受けると、週の受け方で日数が大きく変わります。
| 受け方の例 | 基本15時限の進み方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 休日だけ通う | 1日2時限ずつ | 予約が週末に集中しやすい |
| 平日の夜と休日 | 平日1時限+休日2時限 | 仕事の残業で予約を逃しやすい |
| 休みをまとめて取る | 毎日2時限ずつ | 計算上8日で基本を終えられる |
9か月の期限に対して、週に何時限受けられるかを先に数えておくと安心です。
- 自分の組み合わせの技能時限と学科時限を、この記事の表で確かめる
- 平日に受けられる時限と、休日に受けられる時限を書き出す
- 基本の段階と応用の段階で、1日の上限が違うことを予定に入れる
- 卒業検定と、試験場での学科試験の日を最後に足す
仕事と教習の両立のくわしい組み方は、仕事をしながら二種免許を取るにはで紹介しています。
まとめて休みが取れる方は、宿泊しながら毎日教習を受ける二種免許の合宿教習という選び方もあります。
会社の制度で取るなら、日程は会社と相談
タクシー会社やバス会社の中には、入社してから二種免許を取る養成制度を設けているところがあります(job tag・日本バス協会の案内)。この場合、教習の日程は会社の予定に合わせて組むことが多くなります。
教習中の給与や費用の扱いは会社ごとに違います。仕組みと確かめる項目は二種免許を無料・会社負担で取る方法で紹介しています。
ひとりで会社を探すか、ドライバー向けの相談先を使うかで迷う方もいますよね。二種免許の取得支援がある求人を比べたい時は、相談先を使うと条件の違いが見えやすくなります。
二種免許ドットコム
二種免許を活かした転職を考えている方へ
タクシーやバスの会社には、入社後に二種免許の取得費用を負担する制度を設けているところもあります。会社ごとに条件が違うので、ひとりで求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー向けの転職支援サービスで相談できることをまとめました。
無料ドライバー転職サービスの選び方を見る受験資格・試験・手数料は法令や都道府県で変わることがあります。最新の情報は警察の運転免許の案内と各教習所・各社の公式サイトで確認してください。
よくある相談
教習時間の相談で多いのは、持っている免許が少し特殊な組み合わせのケースです。ここでは、よく見かける相談を内容をまとめた形で紹介します。
似た悩みを持つ方が多い相談を3つ選びました。
AT限定の普通免許しかないけど、大型二種の教習は受けられる?
『AT限定の普通免許しかないから、大型二種は無理かな』という相談です。
受けられます。別表第四には、AT普通免許を持っている人が大型二種を取る場合の行があり、技能教習は19時限+18時限の37時限です。
限定なしの普通免許より4時限多い計算です。受験資格(原則21歳以上・免許の期間が通算3年以上)は別に満たしている必要があるので、二種免許の取得条件もあわせて確かめてみてください。
普通二種を持っている。大型二種の学科と技能は何時限?
普通二種免許を持っている人が大型二種を取る場合、学科教習は0時限です。
技能教習は15時限+13時限の28時限になります。普通二種は第二種なので、大型バスを運転できる第一種を持っていない扱いになり、1日の上限は基本2時限・応用3時限です。
大型一種と普通二種を両方持っている時の時限は?
『大型一種と普通二種を持っているけど、どっちの時限で数えるの?』という相談もよく見かけます。
2つ以上の免許を持っている人は、いちばん短い時限が使われます。大型免許の17時限に加えて、大型・中型・準中型免許と中型二種か普通二種を併せて持つ人は、応用走行が4時限減る特則があります(別表第四の備考)。
計算すると基本8時限+応用5時限の13時限で、学科教習は0時限です。ただ、教習所によって案内の仕方が違うこともあるので、入校前の相談で免許証を見せて確かめておきましょう。
よくある質問
大型二種免許の教習時間は何時間ですか?
持っている免許で変わります。技能教習は大型免許なら17時限、普通免許なら33時限、AT普通免許なら37時限で、1時限は50分です。学科教習は普通免許などを持っている人で17時限です。
二種免許の教習は最短何日で終わりますか?
技能教習だけを1日の上限いっぱいに受けた計算で、普通免許から普通二種なら4日、大型免許から大型二種なら5日、普通免許から大型二種なら14日です。実際は空き状況や卒業検定で延びます。
大型特殊二種やけん引二種は教習所で何時限ですか?
指定教習所での教習時限は法令の表に定められていません。試験場で受けるのが基本で、教習所での扱いは各教習所に確かめてください。
教習はいつまでに終わらせる必要がありますか?
第二種の教習は入校から9か月以内に修了する決まりです。修了から3か月以内に卒業検定を受けます。
時限を超えたら、追加の料金はかかりますか?
追加教習の料金は教習所ごとに違います。入校前に料金表と、延びた時の扱いを確かめておきましょう。
まとめ
- 二種免許の教習時間は、取りたい二種と持っている免許の組み合わせで法令が決めている
- 1時限は50分で、上達に応じて延びることがある
- 大型二種の技能教習は大型免許なら17時限、普通免許なら33時限
- 1日の上限は、教習車を運転できる一種を持っていれば4時限、それ以外は3時限(基本は2時限)
- 第二種の教習は9か月以内に修了し、修了から3か月以内に卒業検定を受ける





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